茨城県日立市は日立製作所(日立グループ)で知られる街です。
日立市内の桜の名所と言えば、駅前の「平和通り」が有名ですが、
その近くに素晴らしいお花見スポットがあります。
熊野神社の夜桜を訪ねてみました。
日立市白銀町の熊野神社とは
日立製作所の創業者、小平浪平氏がここに山手工場を建設した時、
工場の隣の椎の大木の根元に「椎の木下の熊野神社」と呼ばれる
小さな古びた祠がありました。
この祠は1602年に佐竹氏が秋田へ国替えした際、
家臣の佐藤信為が祀ったものであるとされていました。
敬神の念から、小平浪平氏は大正7年(1918年)に神社社殿を建立し、
日立製作所の守護神として奉祀し、日立グループ各社にも分神しました。
以来日立の発展を見守り続けています。
熊野神社の桜
毎年春になると大正時代(1920年頃)に植樹されたソメイヨシノが咲き誇ります。
神社境内なので普段人が入り込まず、ほとんど剪定もされないため、
枝垂桜のように地面近くまで垂れた枝が見事です。
動画もあるので、神社と桜の映像をお楽しみください。
熊野神社へのアクセス・駐車場
熊野神社は日立製作所山手工場に隣接しています。
日立駅から国道6号線「市役所前」交差点で右折し、
最初の信号で県道36号線へ左折します。
36号線を500メートルほど進み、歩道橋のところで右折します。
日立製作所山手工場の壁沿いの細い道を進んでいくと、
川の手前左手に参道が見えてきますが、夜はかなり暗いです。
工場の壁沿いの道路以外に神社へ抜ける道はないので注意。
駐車場は参道の奥、本殿への入り口付近に数台分あります。
熊野神社
日立市白銀町1-1-3